L Message(エルメ)とは?おすすめ機能と料金プランを解説

機能活用

「L Message」(エルメ)は、LINE公式アカウントと連携させることで、機能を拡張し配信効果を高められるマーケティングツールです。

LINE公式アカウントは無料で始められる手軽さが魅力の一方、LINEマーケティングに必要な機能をすべて兼ね備えている訳ではありません。

皆さんも配信の設定作業中に、「こういう機能があったら良かったのにな…」などと感じたことはないでしょうか?

そういった「かゆいところ」に手が届くツールを目指して設計されたのが、冒頭に登場したエルメです。

LINE公式アカウントと組み合わせて使用することにより、配信効率や集客・販促力を改善し、更なる事業成果の向上を目指せます。

今回は、このエルメのおすすめ機能についてご紹介したいと思います。

お悩み・希望別 エルメのおすすめ機能

エルメに搭載されている機能は多岐に渡りますが、この記事ではこちらの3つのお悩み・希望に沿って、そのリクエストに応えるおすすめ機能をご紹介します。

  • お悩み・希望その1「友だち登録してくれたユーザーの情報がもっと欲しい!」
  • お悩み・希望その2「配信内容をより効果的にしたい!」
  • お悩み・希望その3「効率よくアカウント運用したい!」

情報収集に役立つ機能

LINEマーケティングにおいて、ユーザーの情報取得は必須です。

せっかく商品が購入されても、購入いただいたお客様の属性(性別や年齢、居住地、職業等)が不明なままでは、どのようなユーザー層に好評なのかは分かりません。

「どのような商品・サービスが人気か」という提供する商品・サービスの分析と合わせて、「どのようなお客様に選ばれているか」というユーザー分析をすることで、双方の観点から売上アップが目指せます。

そんなユーザーの情報取得に役立つエルメのおすすめ機能をご紹介します。

ユーザー情報の自動取得

LINE公式アカウントではその仕様上、友だち登録したユーザーからメッセージやスタンプなどのアクションをもらわない限り、運営側からプロフィール情報を見ることはできません。

また、プロフィールが不明なうちは、運営側から1:1の個別メッセージを送れないというデメリットもあります。

顔も属性も分からない友だちに向けて、広くユーザー全体に共通する内容を載せたメッセージでは、あまり良い反応は得られなさそうですよね。

エルメを併用する場合、友だち登録時にユーザー情報を自動で吸い上げるため、登録直後から顧客管理ができるようになります。

友だち登録と同時にこちらから1:1の個別メッセージも送れるようになるため、主体的なアプローチも可能です。

流入経路

友だち登録時に取得する情報の中には、何をきっかけに友だち登録をしてくれたのかを表す「流入経路」も含まれています。

LINE公式アカウント単体ではこの流入経路が分からないのですが、エルメを併用することにより、「いつ」・「どの広告媒体から」・「誰が」・「何人」友だち追加してくれたのかを簡単に把握できるようになります。

これらのデータがあれば、YouTubeやSNSなどさまざまな広告媒体を展開している場合でも、どの流入経路が効果的か分析できるため、今後の友だち追加施策を考える際にも役立ちます。

さらには、広告媒体の目的や掲載情報の違いに応じて、流入経路ごとに異なるメッセージを配信したり、表示するリッチメニューを分けたりすることも可能です。

タグ付け機能

アカウント運用中に蓄積されていくユーザー情報も、マーケティングに欠かせない重要データです。

エルメの「タグ付け」機能を活用すれば、効率的に顧客情報を収集・整理できます。

URLをタップした時や、コンバージョンが成立した時(資料請求・商品購入等)に自動でタグ付けされるように設定しておけば、配信効果の分析やメッセージ配信の施策を考える際に役立ちます。

合わせて、タグが付いているユーザーを絞り込み、リスト化してCSV出力することも可能です。

これなら面倒なデータ分析も手軽に行えますね。

アンケートフォーム作成

エルメに搭載されているフォーム作成機能を使って、アンケートの形でユーザーから年齢や性別、興味関心、購入商品・商品の満足度などの情報を直接ヒアリングすることができます。

取得した情報はエルメ上で管理している友だち情報に上書き保存することも可能です。

フォームの回答内容は1:1チャットの右側に表示されるため、回答を確認しながらそれに合わせて個別にチャット返信することも簡単です。

作成したフォームはURLの形でメッセージに組み込んで配信できます。

例えば、施術予約をした方に向けて、予約完了メッセージと合わせて事前カウンセリングシート代わりのフォームを送信・来店前に回答してもらう、といった活用方法が考えられます。

来店時スムーズにサービス提供を開始できますし、データ保管・入力の手軽さから考えてもかなり便利な使い方ですよね。

少し情報取得とはニュアンスが異なってしまいますが、このフォーム作成機能には文字数制限がなく、画像の組込みやカラー指定などのデザイン調整にも対応しています。

この特長を生かして、見栄えの良いコラム記事を作って情報発信する、という使い方もできます。

幅広い活用方法が考えられる使い勝手の良い機能です。

効果的な配信に役立つ機能

公式アカウントの友だちを増やしても、ただメッセージを配信するだけでは成果が出るとは限りません。

受け取る側に響く内容を見極め、それを見やすく・読みやすく届けることがコンバージョン獲得への第一歩です。

ここでは、数字につながる効果的な配信に役立つ機能を解説します。

セグメント配信

LINE公式アカウントには、性別や年齢、居住地といったユーザー属性を用いて、配信対象を絞り込む「セグメント配信」機能があります。

効果的なメッセージ配信を行うために使いこなしたい重要な機能です。

エルメの「タグ付け」機能を使えば、より細かく配信対象を設定し、そのセグメントのみに向けたメッセージ配信ができるようになります。

例えば、「この商品紹介動画のURLをタップした人にタグ付けし、後日販促メッセージを配信」、「商品を初めて購入した人にタグ付けし、ちょうど買い替えのタイミングとなる2か月後に定期購入の案内を発信」といったような、ユーザー行動を起点としたアプローチが可能です。

必要な人に必要な情報を届けられるので、コンバージョン率向上とブロック率低下を同時に狙えますし、配信コストの削減も叶えられます。

リッチメニュー拡張

トーク画面の下部にコンテンツを固定表示できる「リッチメニュー」。

トークルームを開いた際に必ず表示されるため、いかにユーザーが探している情報・ページへとスムーズに誘導できるかの鍵となる機能です。

エルメを利用することで、このリッチメニューの機能を拡張できます。

具体的には、自分で好きなレイアウトを選択しボタンを自由に割り当てて作成したり、複数のリッチメニューを設置し、タブで切り替え表示させたりできるようになります。

加えて、各メニューボタンのタップ数計測も可能です。

反応が良いボタンのサイズを拡大する、あまりタップされないボタンのデザイン・テキストを見直すなどの改善を施す際に有用ですね。

効率的な運用に役立つ機能

いくら便利で効果的な公式アカウントを制作できても、それだけでビジネスは完結しません。

商品開発・改修、在庫管理、顧客対応、帳票管理etc.…やらなければならないことを挙げていったらきりがないと思います。

限られた時間の中で出来るだけ手間をかけず、効率よくアカウントを運用したいものです。

そんな運用時の負担を軽減する便利機能をご紹介します。

自動応答機能

LINE公式アカウントの機能に「応答メッセージ」、いわゆる自動応答機能があります。

機能自体は便利なのですが、ユーザーから送信されたメッセージが、事前設定された単語に「完全一致」しないと発動しない、というデメリットがあります。

少しもったいないですよね。

その点をエルメでは「部分一致でも自動応答する」という形で対応しました。

これにより、例えば指定単語が「アクセス」で、ユーザーから「店舗へのアクセスを教えてください」とメッセージが送信された場合、LINE公式アカウント単体では何も反応しませんが、エルメを併用していれば既定のメッセージが自動配信されるようになります。

よくある質問のキーワードと回答を自動応答に設定しておけば、問合せに対応する時間をかなり削減できそうですね。

カレンダー予約機能

LINE公式アカウントで予約を取ろうとすると、主な手段は1:1チャットのやり取りになります。

このやり方だと、対応可能な時間帯が限られますし、予約時にヒアリングしておくべき内容を聞き忘れる、予約をバッティングして受け付けてしまう等の人的ミスも起こり得ます。

エルメのカレンダー予約機能を使えば、24時間365日予約受付可能な体制が構築できます。

予約時の情報取得はもちろん、予約時・キャンセル時・予約日が近付いてきた時などのタイミングで自動配信をする設定も可能です。

特に予約前日等のリマインド配信は、うっかり予約を忘れてしまった、という機会損失の防止にとても効果的です。

また、作成した予約カレンダーは任意のGoogleカレンダーと連携できます。

連携することで、来店予約を私用アカウントのGoogleカレンダーから確認する、プライベートの予定が入った時間帯の来店予約を自動で受付不可に変更する、といった使い方が出来るようになります。

プライベートの予定管理と並行して予約管理ができるのはかなり助かりますね。

エルメの料金体系

ここまでエルメの主要機能についてご紹介してきましたが、やはり費用面は気になるところかと思います。

いくら便利なツールでも、運用コストが高いと導入をためらってしまうものですよね。

エルメの料金体系はこのようになっています。

全プラン初期費用不要、月に1,000通まで配信できる月額料金無料のフリープランも用意されています。

1,000通以上配信する場合でも、配信数に応じて従量課金されるといったことが無いので安心して利用できます。

プランに応じて使える機能や設定数に一部制限があったり、有料プランからフリープランにダウングレードする場合はエルメのデータが削除される等の注意点があるため、利用開始時のプランはしっかり検討して選択しましょう。

百聞は一見に如かずなので、まずは気軽にフリープランで使い勝手を確認してみるのも良いと思います。

まとめ

今回はLINE自動化ツールであるエルメの主要機能に焦点を当てて紹介してきました。

LINE公式アカウントと併用することで、さまざまな角度から事業の効率改善・集客や売上向上を目指せることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

無料から始められるので、ぜひ気軽にエルメを導入してみてくださいね!